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妊娠期間は心配なことも多いもの。
妊娠中ならではのトラブルや症状を知っておくと
医師に相談しやすいものです。
妊娠後期のトラブルには、
常位胎盤早期剥離(じょうい たいばん そうき はくり)があります。
□常位胎盤早期剥離
胎盤が胎児の娩出より前に子宮壁から剥離されること
妊娠高血圧症候群の妊婦に発症が多いと言われていましたが
原因不明で突然発症することも多いことが判明しています。
気をつけたい症状としては●ひどいお腹の痛み
●出血(症状がない場合も)
進行すると●板状硬(板状硬) お腹全体が硬くなる症状
適切な処置をしないと胎児や母体の命に関わることもあります。
いつもと違う症状があればすぐに受診しましょう。
□産科医療補償制度
分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃんと
家族の経済的負担を補償するとともに、原因分析を行い
再発・防止に役立つ情報を提供する制度です。
この制度を利用した中には、常位胎盤早期剥離も多く認められています。
その他のトラブルとしては
□帝王切開による出産
赤ちゃんと母体の安全が第一で
分娩時緊急帝王切開が必要な場合もあることを
家族と共に認識しておきましょう。
経産婦でも胎児が横位(横向き)や血圧の急激な上昇など
緊急帝王切開が必要な場合があります。
定期的な産婦人科の受診で妊娠に関する正確な情報を
得ることが大切です。
妊娠中におこる様々な症状についてご紹介します。
□妊娠中のむくみ
妊娠中は腎臓の機能が低下し、尿量が減少。
水分が体内に停滞しむくみとなります。
むくみの症状がひどいと、尿たんぱく・高血圧の症状が
出ることが多くなります。
また、むくみいがひどい場合 産道が狭くなり難産につながることも。
□妊娠中の腰痛
妊娠中期から後期は子宮が大きくなり
腰痛を持っている妊婦さんは悪化する場合もあります。
腰痛には注意が必要です。
●腎結石 ●尿管結石 ●お腹の張り(腰痛として現れる場合あり)
我慢せずかかりつけの産婦人科医を受診しましょう。
妊娠中、市販の貼り薬は成分が胎児に影響を与える場合もあり
使用は避け、(専門知識がないと判断は難しい)
腰痛はかかりつけ医を受診し、相談治療をおすすめします。
また、専用施設でのマタニティスポーツも効果的です。
妊娠期間は心配なことも多いもの。
妊娠中ならではのトラブルや症状は知っておくと
医師に相談しやすいものです。
妊娠中の血液検査には
①妊婦の健康状態(貧血・肝機能・腎機能)
②感染症検査
(梅毒・エイズ・成人T細胞白血病ウイルス・風疹・肝炎など)
があります。
□妊娠初期の検査で公費負担のもの
血液型 B型・C型肝炎 梅毒 エイズ 風疹
成人T細胞白血病ウイルス
*母子手帳交付後 妊娠初期に検査します。
□貧血検査は妊娠経過とともに 初期・中期・後期で実施。
妊娠中 母体の血液量は増加します。
水分(血漿成分 けっしょうせいぶん)が増え、赤血球はあまり増えません。
分娩時の出血に備え、貧血は改善・治療しておいた方がよいでしょう。
□貧血の予防・改善のために
食事で十分な鉄分を摂ることが大切です。
□妊娠前に過多月経(経血量が多い)の場合
貧血症状が出ないこともあります。
□貧血の症状
めまい ふらつき 息切れ 疲労感など
体の異常を感じた場合は早めにかかりつけ医を受診しましょう。
新しい命が誕生までのおよそ10か月の妊娠期間は
心配なことも多いもの。
そこで知っておきたい妊娠中のトラブルについてご紹介します。
出血で妊娠に気づく場合もあります。
妊娠初期の出血は切迫流産の可能性があり
月経不順の出血と区別がつきにくく心配です。
また、異所性妊娠(子宮外妊娠)による出血の場合も考えられます。
□不正出血には注意が必要。
●子宮頸がん・子宮体がんなど病的原因
●クラミジア感染症など性感染症
□産婦人科受診のきっかけは
●妊娠検査薬の陽性反応
●つわり(吐き気・だるさ)
●腹痛
□切迫流産(妊娠22週まで)は出血・腹痛を伴うことが多い
妊娠検査薬の陽性反応があり出血や腹痛などの症状など
□「妊娠かな?」と受診する場合
●最後の月経開始日を確認(出産予定日の計算のため)
●基礎体温を測定している場合は記録を持参
体の異常を感じた場合はすぐに病院を受診しましょう。
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