Q.現在の仕事や役割について教えてください。
報道部で記者をしています。昼ニュース・夕方ニュースに向けて現場を取材し、原稿を書いています。さらに原稿を書いて終わりではなく、編集の指示やテロップの発注まで行います。記者でもあり、ディレクターでもあるのが、テレビ局の記者の特徴です。また県警・司法担当として「同じような悲劇を起こさないために、放送を通じて啓発したい」という思いで事件や裁判の取材に臨んでいます。事件や裁判の取材がない時は、政治・時事ネタ・スポーツなどの取材に行くこともあります。珍しい場面や有名人に遭遇することもしばしばで、毎日が新鮮です。

Q.KKTを志望した理由を教えてください。
理由は2つあります。1点目はKKTが報道に力を入れているからです。KKTはドキュメント番組枠を持っているほか、以前ドキュメント映画を制作したこともあります。また「news every.くまもと」では日々のニュースを伝えるだけなく、啓発にも力を入れている印象がありました。そのようなKKTならば自分のしたかった災害報道やドキュメント制作ができると思い志望しました。
2点目は地元に貢献したかったからです。幼少期に「てれビタ」を見て育った私は、「てれビタ」のように県民に支持される番組を作ることで、地元熊本に貢献したいと思っていました。

Q.KKTの良いところを教えてください。
若手の時から裁量権が大きいところです。KKTは全国放送番組を持っていたり、大型イベントの主催をしていたりと規模の大きい事業をいくつも展開していて、それらの業務に若手の時から携わることができます。若手のうちから仕事を任せてもらえる風土があり、自分のしたいことを相談しやすい環境です。実際、私も記者歴1~2か月の時に生中継リポートや特集の制作を任され、自身の成長につなげることができました。また研修カリキュラムがしっかりしていることもKKTの良いところです。若手の時から仕事を任されることは多いですが、しっかり教わった上で仕事に取り組むことができます。

Q.仕事のやりがいを教えてください。
自分の取材したニュースが多くの人に見られ、反響があった時にやりがいを感じます。ある事件について特集した際、「自分も気を付けたい」「事件を風化させてはいけない」など多くの反響をいただきました。また事件の被害者家族の方も放送を見て「取り上げてくれてありがとう」と言ってくださいました。この時、特集を作って良かったと感じると同時に、これからも視聴者の方々に良い影響を与えられるようなニュースを作りたいと思いました。自分の思いを電波にのせて、多くの視聴者に届けることができるのはテレビ局ならではだと思います。

Q.就活中の学生のみなさんへメッセージをお願いします。
就活中の悩みは尽きないと思いますが、できるだけ1人で抱え込まないようにしてほしいです。特に家族に相談できない1人暮らしの人は、気持ちが落ち込むことがあると思います。私も当時は京都で1人暮らしをしていて、かなり不安だったことを覚えています。しかし、同じ業界を目指す友人と励まし合い、先輩から助言をもらうことで何とか就活を乗り切れました。就活は長丁場ですし、皆さんも時には他の人を頼り、相談や息抜きをしながら頑張ってください。もし座談会やインターンなどでお会いしたら、私も相談に乗ります。何でも相談してください!