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現場発

「"いのち"を伝える」

「 2017年1月28日(土)午後 2時00分放送

日本民間放送連盟賞優秀賞受賞


 食卓に栄養と幸せを運ぶ肉料理。私たちが普段何気なく食べている肉は、かつて生き物だった。そんな当たり前のことを思い出させてくれる絵本がある。 『いのちをいただく』(講談社) 牛の解体作業を担当する一人の男性。仕事が嫌で仕方なかった。 でも、息子の「おとうちゃんの仕事はすごかとやね」という一言や肥育農家と牛のみいちゃんとの絆に触れたことから、仕事の大切さに気づき、誇りを持つようになった...

この絵本の主人公は原案者でもある坂本義喜さん59歳。熊本市食肉センターの元食肉解体作業員だ。講演のため絵本を片手に全国を駆け回る坂本さん。そこで必ずあることを伝えている。それは今まで誰も語ってこなかった屠畜(とちく)の様子などの「いのちの現場」の話。そして、被差別部落出身の坂本さんが受けてきた「差別」の話。 「食肉解体のことや命を提供する動物への感謝を忘れないでほしい」 番組では、「食」と「生」をテーマに、 命の重さ、命の大切さを伝えるとともに、 差別へ挑戦し続ける坂本さんの姿を通して、変わりゆく屠畜の"いま"を伝える。 160430-02.jpeg

【再放送】2017年1月28日(土)午後2時放送