作家・石牟礼道子さんの資料保存など 京都大学と熊本市の団体が連携協定
作家・石牟礼道子さんに関する資料の保存研究を続けている熊本市の団体と京都大学が協定を結び、連携して活動していくことになりました。
「石牟礼道子資料保存会」は、2018年に亡くなった石牟礼道子さんの著作や原稿、日記や書簡などの資料を収集、研究するほか、石牟礼さんを追悼する「不知火忌」を毎年開いています。こうした活動に対して、京都大学人文科学研究所から協力の申し入れがあり、5月24日に熊本市で協定書を取り交わしました。
京都大学人文科学研究所は、近現代史の資料の保存や研究を行う市民団体の支援に力を入れていて、今回の協定はその最初のケースになるということです。
■京都大学人文科学研究所・岩木卓二教授
「京都大学というのはある意味性格上、市民社会との距離がいくぶん遠かったところもありますので、 それではやはりいけないと私たち思っておりますので、市民の方と密接に連携を取りながら私たち自身もいろいろ学ばせていただきたいと思っております」