【異例】インフルエンザ「暑い時期に急増」県内で休校も…前週から2.5倍に

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熊本 2025.09.12 20:14

全国的に流行が始まったインフルエンザで、県内では学校の休校も出ています。異例の暑い時期での流行、その背景とは。


■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック中野幸治理事長
「9月に入ってから、また皆さんが学校に行き始めて(インフルエンザ患者が増えた)。印象としては学生が多いです」


こう答えるのは、熊本市で連日インフルエンザ患者の診察にあたっているという中野医師です。9月7日までの1週間に県に報告があったインフルエンザの患者数は53人で、前の週の21人から約2.5倍に急増しました。

西原中学校では全校生徒197人のうち36人が感染し9月8日と9日が休校となりました。県内では去年より1か月ほど早い措置です。



■街の人
「冬乾燥している時に流行るのはわかるんですけど、この時期は私も初めてで、大学もだいぶ警戒しています」
「客足が減ったりとかはですね。 ちょっとお客さんが少なくなったりとかは。心配だなとは思いますね」
「一応(試合)会場ではマスクをしてて、子供たちにも練習中は手洗いうがいをさせてます」

まだ暑い時期にも関わらず、どうしてインフルエンザが流行しているのか。中野医師はことしの異常な暑さが関係しているといいます。


■中野幸治理事長
「暑いですからね。窓は開けたくないし、換気なんてもってのほかですよね。換気はしない、しかもマスクをしてない。もう感染が起こる環境が整っているということで、誰かがそこに持ってくると、菌が広がるというのはあると思いますし、夏って皆さん集まる機会も多いですよね」

なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニックでは、ワクチンの接種を前倒しして、例年よりも約2週間早い9月17日から始める予定です。