24人死亡…修学旅行中の児童ら乗せた船の転覆事故から76年「特別な水泳授業」

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熊本 2025.06.24 19:48

益城町の津森小学校で行われたのは「水難事故を防ぐ」ための特別な水泳授業です。


戦後の混乱が落ち着いた76年前の1949年、津森小の6年生たちが修学旅行中に乗っていた遊覧船が八代市日奈久沖で転覆し、児童と教師24人が亡くなりました。この事故を教訓として、津森小では毎年専門の指導者が正しい泳ぎ方を指導しています。24日は3~4年生約30人が参加し、息継ぎの練習などをしました。

■児童
「クロールが長くできて嬉しかったです」
「次するときはビート板なしでやりたい。海に行ったときに溺れないようにする」


■熊本YMCA・兼瀬稔宜さん
「呼吸法であったり、体を大きくゆっくり動かすことで自分の命を守りながら安全にかつ楽に泳いでもらう」

津森小の特別水泳授業はことしで13回目で、特別授業を始めてから児童の水の事故は起きていないということです。