【菊池事件】ハンセン病とされた男性が殺人罪に問われ、無罪主張しながら死刑判決→刑執行 男性の追悼集会

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熊本 2025.09.16 13:27

ハンセン病とされた男性が殺人の罪に問われ、無罪を主張しながら死刑判決を受け、刑を執行された「菊池事件」で、男性をしのぶ追悼集会が14日、行われました。


菊池事件は、役場職員を殺害したとして、ハンセン病とされた男性が殺人の罪に問われ、隔離された「特別法廷」で死刑判決を受けたものです。

男性は無罪を訴えながらも、1962年に死刑が執行されました。

追悼集会は毎年、男性の命日前後に開催されていて、弁護団がこれまでの裁判の経過などを報告しました。

国賠訴訟 全国原告団協議会・竪山勲会長は「(特別法廷は)違憲判決が出たわけですから、そういう違憲な法廷で裁いたものが有効なわけがない。一つしか答えはない。再審。これしか道は無いです。」

熊本地裁は菊池事件について、2026年1月末までに再審を認めるかどうか決定するとしています。