「100ミリの雨」はどんな雨?小学校で体験型の防災学習
ことし8月の記録的大雨。熊本だけでなく、全国で近年増えているのが水害です。水害への備えについて考えてもらおうと、小学生を対象にした体験型の防災学習が開かれました。
1時間に約100ミリの猛烈な雨。なかなか経験することのない災害級の雨に驚いた表情を見せる子どもたち。熊本市の日吉東小学校で開かれたのは防災学習です。4年生の児童約70人が県内で過去に発生した水害や白川流域の特性などを学ぶとともに、楽しみながら様々な体験をしました。浸水体験は家の周りが約60センチ浸水したという想定ですが、ドアを開けられるのでしょうか?
力を込めますがドアはびくともしません。中には全身を使ってドアを開ける児童も。
■参加した児童
「(浸水ドアが)本当に壁みたいにすごくかたくて、その経験を生かして実際に起こった時に冷静に(対応)できたらと思った」
実際の体験を通して、水害の怖さと大雨が降ったときにどんな行動をすべきかを学んだ子どもたち。防災の意識が高まったようです。
■参加した児童
「家族にも相談して避難所もしっかり決めようと思った」
「防災グッズをそろえる、今のうちに食料を集めておく。災害に備えていきたい」