「黒い塊になってしまった妹」長崎で被爆した96歳女性の体験とは
長崎で被爆した浦田藤枝さん96歳の証言と体験に基づく紙芝居の会が23日、熊本県玉名市で開かれました。
会場では浦田さんの証言をもとに制作した紙芝居が上演されました。
「『光江』母は悲しみに絶叫しながら妹の名を呼んでその黒い塊を抱きしめました。しかし母が抱きしめると黒い塊になってしまった妹はぼろぼろと崩れ落ちました」
浦田さんは、原爆で弟妹4人と祖母を亡くし、自らも後遺症や差別に苦しみました。
浦田さんは「過ちを繰り返さないよう体験を伝えていきたい」と話しました。