約10年後の少子化を見据えて県立高校のあり方検討会が提言
おおむね10年先を見据え熊本県立高校のあり方を議論してきた検討会が10日、県教育長に提言書を提出しました。
熊本県内では、中学校卒業予定者が2028年には1万6000人を下回り、その後の10年間でおよそ4500人減少する見通しです。
それを踏まえ、提言では2027年度から34年度までに1学年10学級ある済々黌や熊本高校などの大規模校を含む熊本市内の11校について、合わせて20学級を減らすことが望ましいとしています。
県全体では50校で62学級減らすことを提言しています。
また、定員割れが続く高校については、地域からの支援があって魅力化特例校に認定されれば、統廃合の基準を適用しないことなどを提言しました。
県教育委員会は今後、基本方針案と実施計画を策定する予定です。