突然発火のおそれも…モバイルバッテリー正しく使って!夏は火災のリスク高

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熊本 2025.06.26 19:14

県内は今週雨が続きましたが27日からは一転。晴れて最高気温30度以上と暑い日が続く見込みです。そんなこれからの時期に注意してほしい物がモバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池を使った製品です。製品評価技術基盤機構NITEが、気温が上がるこれからの時期は発火や爆発のおそれにより注意が必要として正しい使用を呼びかけています。


去年までの5年間に全国で発生した、リチウムイオン電池製品の月ごとの火災件数です。NITEによりますと、気温が上がる6月から8月にかけては特にモバイルバッテリーや携帯用扇風機などに使われる電池が発火するおそれが高まるということです。


事故は熊本県内でも。おととし8月、30度を超える晴れた屋外で車内に丸1日置かれていたモバイルバッテリーが突然発火し、車両火災が発生したということです。この事故によるけが人はいませんでしたが、NITEはリチウムイオン電池製品に関して高温となる場所での保存を避け、もし発火した場合は身の安全を最優先に確保し、可能な限り水をかけながら消防に通報するよう呼びかけています。


またバッテリーが膨らむなどして変形した場合は可燃性のガスがたまってるとしてそのまま使用したり元に戻そうとしたりせず、水につけるなどして発火を防ぎ、自治体の指示に従って処分するよう呼びかけています。


【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
リチウムイオン電池が使われた製品ですが、ご覧のように我々の身近にある物ばかりです。この中で、県内で電動アシスト自転車のレンタル事業を展開するチャリチャリは、3日に1回、充電のためにバッテリーを交換し、その際に異常がないか点検しているということです。

27日からは暑い日が続きます。暑さ対策に加え、バッテリーなどの事故対策にも注意していきたいですね。