八代市長選 元副知事の小野氏が初当選 落選の現職・中村氏「思い残すことない」

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熊本 2025.09.01 19:21

31日に投開票が行われた八代市長選挙、元副知事で、新人の小野泰輔氏が初当選です。


八代市長選挙は、いずれも無所属で2人の選挙戦となり、新人で元熊本県副知事の小野泰輔氏が現職の中村氏に1万4000票あまりの差で初当選しました。

■小野泰輔氏3万6641票(当選)
■中村博生氏2万1973票


■初当選・小野泰輔氏
「わたしの力ではありません。多くの人の熱意が輪になってものすごい力で広がった。みなさんとともにこの八代が子どもたちが目を輝かせて誇りに思えるようなまちにしていきたい」

小野氏は政党や団体からの支援を受けず「草の根」選挙を展開し、積極的な情報公開など市政の透明化を訴えました。


一方、4期目を目指した中村氏は及びませんでした。

■落選した中村博生氏
「残念でありますけども思い残すことはございません。みなさんのお支えの中でここまでこれたことを改めて感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました」

当選から一夜明けた1日朝、小野氏は八代市内に立ち「記録的大雨」の被害からの復旧を最優先に対応すると意気込みました。

■小野泰輔氏
「被災されたみなさんのニーズを的確に把握して、国や県にその状況を伝え早期に復旧復興の措置が行われるように要望もしていきたい」


八代市で自民党系以外の市長が誕生するのは、12年ぶりです。投票率は60.30%で過去最低となった前回を3.44ポイント上回りました。