【記録的大雨】1か月経って今もなお土砂に埋もれている住宅も
8月10日から11日にかけての記録的大雨から1か月です。
各地で復旧作業が続いていますが、1か月経った今も爪痕が残ったままの場所が多くあります。
溝江翔平アナウンサー中継リポート「こちらは八代インターから北東に2キロほどの熊本県八代市興善寺町です。この用水路も土砂に埋まっていたそうですが、いまはようやく取り除かれ、水が流れるようになりました。一方で、家の中に土砂が流れ込んだままの所もあり1か月が経った今もなお重機を使っての作業が続いています。」
興善寺町一帯は8月の大雨で、山から大量の土砂が流れ込み、住宅の1階の大部分が土砂に埋まった所もありました。
熊本県のまとめによりますと、これまでに4人が亡くなり、熊本市の男性1人の安否が未だわかっていません。
住宅被害は9日現在で、全壊や一部損壊などが5532棟、浸水被害が2911棟と合わせて8400棟を超え、球磨川などが氾濫した5年前の熊本豪雨の住宅被害件数を1000棟ほど上回っています。
また各地で土砂崩れも起き農業被害も県内全体で総額およそ799億円にのぼっています。
興善寺町ではきのう、10日の大雨でも一部の住宅で再び浸水してしまったそうで、みなさんはいつ元通りの生活が戻ってくるのか、不安な日々を過ごしています。