104人犠牲のデパート火災から52年 サクラマチで大規模避難訓練
104人が犠牲となった大洋デパート火災から52年。熊本市は教訓を伝えるため、火災のあった11月29日を「熊本市消防避難訓練の日」に制定しています。これを前に13日、熊本市の大型商業施設で大規模な避難訓練が行われました。
避難訓練が行われたのは、熊本市中央区の商業施設「サクラマチクマモト」です。地下1階のフードコートから出火し延焼したという想定で、消防署・消防団、サクラマチクマモトの従業員など約200人が参加しました。建物の外からも消火を行い、はしご車などを使って救出します。
■平井友莉アナ
「今防災消防ヘリがサクラマチに到着しました。逃げ遅れた人を屋上から救助します(消防隊員が降りているのがわかります)」
“国内のデパート火災史上最悪の惨事”を教訓に…。官民一体となり実践的な訓練を行いました。
■熊本市消防局 西消防署警防課・吉本直樹課長
「大洋デパートで104人の死者を出したあの惨禍を繰り返さないためにも、日頃から訓練を積んでいざというときの備えをずっと繰り返してやっていくことが大事」
花畑広場では防災イベントも行われました。イベントは11月29日(土)にも新市街アーケードで行われます。(9:30~12:30)