国指定の特別天然記念物「相良のアイラトビカズラ」花が見頃 樹齢1000年以上

この記事をシェア

  • LINE
熊本 2025.05.06 12:16

熊本県山鹿市菊鹿町でアイラトビカズラの花が見ごろを迎えています。

山鹿市菊鹿町相良地区には、樹齢1000年以上ともいわれるマメ科の植物「アイラトビカズラ」が自生しています。

今、長さ7cmほどで、蝶のような形をした濃い紫色の花が 垂れ下がるように咲いています。

アイラトビカズラの自生地は国内に数か所あるということですが、山鹿市の「相良のアイラトビカズラ」だけが国の特別天然記念物に指定されています。

またこのアイラトビトビカズラには、平安時代末期に近くの寺が焼き討ちにあった際、本尊の千手観音がカズラに飛び移って難を逃れたという伝説も残っています。



山鹿市によりますと、今年は例年より1週間ほど遅い先月30日に開花が確認され、今月10日ごろまで花を楽しめそうだということです。