「レコ大」トロフィーや絵画ゆかりの品など常設展示 八代亜紀さん功績伝える
2023年に亡くなった八代市出身の、八代亜紀さんの様々な功績を伝える場所がオープンしています。
■八代市民
「歌がうまくてスターですよね。すばらしいですよね」
「唯一無二ですよ。八代から出て誇りです」
舟唄などのヒット曲が親しまれる日本を代表する歌手・八代亜紀さん。その功績を紹介するギャラリーがふるさと、八代市の市役所にオープンしました。
日本レコード大賞のトロフィーやステージ衣装など約30点が常設展示されています。
市役所の近くには8月、記念碑が設置されました。
「私にとって歌は命そして絵はそれを支える精神なのです」
画家としての顔も持つ八代さんが生前したためた書が刻まれています。
その八代さんが手がけた作品の展示販売会が6日から熊本市で始まりました。中には、熊本地震に心を痛め描いた熊本城も。
八代さんは生前、フランスで340年あまり続く世界最古の国際公募展で銅賞を受賞するなど、数々の名作を生み出しました。
■平井友莉アナ
「初めて一般公開されるこちらの作品。八代さんが亡くなる前に描き上げたものです。」
構想から半年以上かけて描き、八代さんが亡くなった直後、フランスでも展示されました。作品で着用している着物を会場で間近に見ることができます。
病の症状が出る直前に描いた最後の油彩画も。サインを入れる前に亡くなってしまった「絶筆」です。飼っていた保護ネコ2頭を抱いた八代さんが優しく笑いかけます。
■八代市から
「実際直接見るのはすごく感動したし、細かいな、深いなと感動しています」
「優しいですよね、人柄がある。目に触れる機会ができるというのはありがたい」
展示販売会は、8月12日まで鶴屋百貨店で開かれています。