玉東町議会で百条委員会設置「不採択」町職員処分問題
玉東町の職員の懲戒処分をめぐる問題。「百条委員会」の設置を賛成少数で「不採択」です。
この問題は官製談合の疑いで捜査していた熊本県警に町の内部情報を漏らしたとして、玉東町役場の男性職員が減給処分を受けたものです。処分について検討した町の委員会は「守秘義務違反は確認できなかった」とする答申を3回行いましたが、前田町長の判断で懲戒処分が決定したことが明らかになっています。
町民から強い調査権限を持つ百条委員会の設置を求める請願書が出されたことを受けて、19日の町議会で議員による討論が行われました。
■賛成議員
「主権者たる町民の知る権利を守る観点から真実をあきらかにするために百条委員会の設置に賛成します」
■反対議員
「設置には多額の予算と職員の労力が必要となり町政への負担は極めて大きい。 百条委員会が最終手段である以上、まずは既存の手段を最大限に活用することが優先されるべき」
審議の結果、百条委員会の設置を求める請願は賛成少数で「不採択」となりました。