10月の熊本県内企業の倒産9件 今年最多に
10月に倒産した熊本県内の企業は9件で、今年最も多くなったことがわかりました。
信用調査会社東京商工リサーチなどによりますと、10月に熊本県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は9件で、今年に入って最も多くなりました。
負債の総額は10億6700万円で、1件あたりの額は増える傾向にあるということです。
倒産した企業のうち、天草市の「サーキュライフ」は熊本の木材を原料に木の糸・木糸を開発して、大阪関西万博の制服に採用されるなど話題となりました。
信用調査会社では「倒産する企業の業種がばらばらなのが最近の特徴で、好調な業種がない状況と言える。TSMC周辺のマンションも空室が目立ち、地元への経済効果は少ない。人手不足や資材の高騰が続く中、倒産は今後も増える可能性がある」としています。