高校サッカー選手権 県大会決勝は「大津×ルーテル」これまでの戦い
(溝江翔平アナ)
15日に決勝戦が行われる全国高校サッカー選手権熊本県大会。
県の頂点が決まる全国高校サッカー選手権熊本県大会。決勝のカードは去年の優勝校・大津と3年ぶりの決勝となるルーテル学院です。まずは、ここまでの戦いを振り返っていきます。
【VTR】
5連覇を狙う大津高校。ここまでの3試合で、28得点・無失点と、圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がってきました。大津の特徴は両サイドからの得点。さらに中央突破など、攻撃のバリエーションも豊富で、さらに今年はチームプレーに磨きをかけてきました。
一方、5年ぶりの優勝を狙うルーテル学院。ここまでの3試合は接戦を制してきました。守りでは無失点で勝ち進み、3年ぶりの決勝進出。ルーテル学院の強みはその堅い守り。ここ3試合では、幾度もピンチを切り抜けてきました。
お互いどんな戦いを見せてくれるのか。ここからは両チームの注目選手を紹介していきます。
まずは大津高校。注目のストライカー・9番・山下虎太郎選手。身長160cmと小柄ながら力強い攻撃が持ち味。夏のインターハイでは9得点を挙げ、得点王に輝きました。準決勝では得点がなかったものの、虎太郎選手が、決勝でのゴールを「虎視眈々」と狙っています。
■大津・山下虎太郎選手
「プレッシャーかかる中での試合になるんですけど、しっかりプライドを持って。一番は自分が点数を取って勝つっていうのが目標なので、そこを達成できるように頑張りたいと思います。自分もハットトリック狙いたいと思います。」
そして10番・キャプテンの福島京次選手。実は福島。インターハイの決勝ではPK戦で自分自身が決めきれず準優勝になってしまいました。全国の借りは全国で返すしかない。この数カ月、チームを引っ張ってきた福島。
■大津・福島京次キャプテン
「(インターハイ決勝で)負けた後から、突っ走るっていうテーマを掲げて、止まらずにどんどん行くんだよっていう、もうやるしか無いんだよっていうのを全員で共有して」
酸いも甘いも経験したキャプテンが勝利をもたらします。
■大津・福島京次キャプテン
「リベンジする舞台に立つためにも今週のゲームが鍵になってくるので、全員で、チーム全体で足並みそろえてしっかりやっていきたい」
続いては、ルーテル学院。準決勝では決勝弾となるミドルシュートを決めた、9番・長尾知明選手。さらに14番の長尾直明選手。この二人、実は双子なんです。それぞれの印象は。
■ルーテル学院・長尾知明選手
「とにかく負けないように(する性格で)でもなんか自分を一番いじめるのが好きな人だなと思います」
■ルーテル学院・長尾直明選手
「普段はおちゃらけてやっているんですけど、試合になると力を発揮してくれると思うので、いい選手だなとおもいます」
二人は、中学時代は別々のチームでプレーしていました。しかし双子の兄である知明選手が弟と一緒にプレーしたいと、直明選手が進学するルーテル学院高校に一緒に進む事を決めました。
■ルーテル学院・長尾知明選手
「また直のパスで自分が得点したり、二人合わせて得点だったり、試合に勝てるように頑張りたいなと思ってきた」
目標は、兄弟で全国へ行く事。兄弟ならではの息の合ったプレーでチームを全国へ導きます。
■ルーテル学院・長尾知明選手
「二人で全国行くのがもう一番理想なんで、まずはやっとのとこまで来たんで。二人で一緒に全国行きたいなと思ってます」
■ルーテル学院・長尾直明選手
「最後自分のパスでゴールを決めてくれると思うので、最後はチームでみんなで勝って頑張りたいなと思います」
【スタジオ】
(溝江翔平アナ)
大津とルーテル学院のカードなんですが、これまでも熱いライバル対決が繰り広げられてきました。この大会で過去20年の間に大津とルーテルは13回対戦していて大津が8勝、ルーテル学院が5勝なんです。さらに今年6月の高校総体の決勝でも顔合わせ。大津が2-1で勝ったものの緊迫した接戦となりました。
決勝戦は15日午後1時35分キックオフ。KKTでは午後1時39分から生中継でお伝えします。またTVer、スポーツブル、YouTubeのKKT公式チャンネルでも生配信します。
試合の解説は元日本代表の巻誠一郎さんです。