ラッシュ時の渋滞調査に記者が同行 菊陽町・TSMC日本工場開所後初の実態調査

この記事をシェア

  • LINE
熊本 2024.04.22 20:05

台湾の半導体メーカーTSMCの進出などで問題となっている渋滞について、菊陽町の調査に同行しました。
早朝の菊陽町役場に整列した約20人の職員たち。

■菊陽町・吉本孝寿町長(※「吉」は「土の下に口」)
「きょうの調査を元にしっかりと分析をして渋滞をいかに解決するか一緒に取り組んでいきたい」


交通渋滞の調査に出発しました。
調査するのはセミコンテクノパークや台湾の半導体メーカーTSMCの子会社JASMの工場を中心としたエリアです。
菊陽町ではおととしから渋滞の実態を調べていて、過去2回の調査では渋滞の長さが伸びる傾向を確認しています。

実際にどんな状況なのか、調査に同行しました。

■緒方大樹リポ
「現在午前8時前です。セミコンテクノパーク周辺の交差点では複数の方向で車の長い列ができています」



通勤時間帯の県道30号には、車による長蛇の列。何を調べているのか聞いてみると。


■担当者
「右折信号の時間の計測とその間に何台車が通過しているのかを調べています」

さらに車のドライブレコーダーで渋滞の状況も記録していました。

■菊陽町役場 都市整備部建設課建設係・三船潤治さん
「今回JASMが開所後初めての調査になるので状況をしっかり確認していきたい」

菊池市や大津町などを含めて、周辺地域で進む道路の4車線化。菊陽町も渋滞か所の道路拡幅などを検討しています。

調査は23日も行われ、結果は5月上旬に公表される予定です。