【またトラブル】熊本市電 レールの一部が「はがれる」一時区間運休 翌日再開
1日午後、市電のレールの一部がはがれ、辛島町と水道町の間で上下線を運休しました。2日の始発から運転再開しましたが、約6600人に影響が出ました。
■永島由菜キャスター
「一部がはがれるトラブルがあったのはあちらのカーブの一番手前のレールです。交通量が多く、車もレールの上を通る場所です」
熊本市交通局によりますと、午後1時過ぎ、熊本城・市役所前電停を出発し通町筋電停に向かっていた市電からカーブ付近を走行中に異音が発生しました。運転士が確認したところ、レールの一部が剥がれていたということです。
■熊本市交通局・荒木敏雄 運行管理課長
「本来はこれが曲がっていなくて 真っすぐなんですけど、ここに車輪がのっていて、この横がはがれていたんです」
剥がれたレールは約1.6メートルで、2016年に補修した部分です。経年劣化に加え、カーブの遠心力で負担がかかっていた部分とみられています。この影響で熊本市電は1日、辛島町と水道町の間で区間運休しました。区間運休は195本で、約6600人に影響があったということです。その後補修工事が完了し「安全が確認できた」として、2日の始発から運転を再開しています。
熊本市電では1日から中学生以上の大人運賃が180円から200円になるなど値上げをしたばかりでした。
■利用者
「昨日から料金も上がっているし、ちょっと(乗車を)躊躇するかなとは思いますね」
「安全が第一なのでやれることを十分に考えた方がいいかなと思う」
「心配。特に高齢者は(生活の)足でしょ。車運転できないからね」