「現場主義徹底したい」木村敬"新知事"徒歩で初出勤で抱負語る

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熊本 2024.04.16 19:49

3月の県知事選挙で当選した木村敬新知事が、16日に知事として初登庁しました。木村新知事は「現場主義を徹底したい」と抱負を語りました。


16日朝、勝負カラーの赤のネクタイで現れた木村敬新知事。自宅から歩いて登庁しました。

■木村敬知事
「渋滞解消を叫んでいる人が20分歩いて通えるのに車で行きますかと。それくらいなら歩いていこうよと。あと健康作りです」

県庁に到着すると大勢の職員から拍手で出迎えられました。
このあと、知事として初めて知事室に入ると…。


■木村敬知事
「身の引き締まる思い。本当に重い職責を背負ったなと改めて実感した」

就任式では幹部職員を前に訓示しました。

■木村敬知事
「経済的社会的に厳しい状況で埋もれかねない弱き声、小さき声、被災した方のつらい立場の声に耳を傾け思いをはせる県職員であってほしい」


事務の引継ぎでは、15日に退任したばかりの蒲島元知事からエールを受けました。
そして、初めてとなる記者会見に臨み、今後4年間の抱負を語りました。

■木村敬知事
「現場主義を徹底したい。私も職員とともに現場に入りますので、私と職員が競い合うように熊本県内にあるいいものをあるもの探していきたい」

強調したのは「現場主義」という言葉。そのうえで木村知事は、誰でも参加できる意見交換の場を全ての市町村で実施したいと意気込みを示しました。


一方副知事については、いずれも元県職員の竹内信義氏と亀崎直隆氏の2人を起用する方針を示しました。

竹内氏は財政課長や農林水産部長を歴任し、去年3月に定年退職。現在は県の病院事業管理者を務めています。
亀崎氏は球磨川流域復興局の土木技術審議官や土木部長などを歴任。先月定年退職し、現在は県建設技術センターの理事長です。
4月23日の臨時議会に2人の人事案が提出され、同意を得られれば翌日24日付で副知事に就任します。

■木村敬知事
「県の課題と私の能力を比較・総合考慮したなかで、必要なのは農林水産業を中心にした政策課題に的確に対応できる方、土木や技術者の専門的な知識のもと、球磨川流域にもこれまで入って現場の声を聞いている方、課題対応能力の高さに尽きる」

■田嶋副知事顔
田嶋副知事は、本人の希望で5月13日の任期満了前の4月23日付で退任するということです。