「弱視者のフットサル」世界の舞台へ挑む日本代表・赤﨑蛍選手の素顔
合志市出身の赤﨑蛍選手。パリ五輪男子マラソン代表・赤﨑暁選手との関係も深いんです。そんな赤﨑選手が目指すのは世界の舞台での活躍です。
カメラの前でもあっけらかんとした様子の男性。
■同僚・内田みさきさん
「持ちネタですもんね『さすが日本代表!』でいじられるの」
赤﨑蛍。何の日本代表かと言うと、「ロービジョンフットサル」と呼ばれる弱視の人が行うフットサルです。目が見えづらくなったのは中学1年の頃でした。
■赤﨑蛍選手
「“黄斑ジストロフィー”目の中の黄斑部分の障がいで見えづらくなる病気」
視力にハンデを抱えながらも、赤﨑選手は高校時代はサッカー部に所属。卒業後に進学した盲学校でロービジョンフットサルと出会いすぐに日本代表に招集されます。そして、6日から始まる世界選手権で日本のキャプテンに初めて任命されました。弱視といっても見え方は様々。目の中心部分しか見えない人もいれば、赤﨑選手のように目の中心付近が見えづらい人もいます。
■赤﨑蛍選手
「この画面で言うと、このぐらいの大きさですかね。真っ暗ではないんですけど、ちょっとこうモヤがかかってるみたいな」
勤務先の白鷺電気工業では工事現場で必要な図面を書く仕事をしています。
Q日常生活の不便さを感じるのは?
■赤﨑蛍選手
「車が運転できない。普段歩いてて信号が見えづらいっていうところ。人の顔もはっきりは見えてないので判断しづらい」
■上司・松本章宏さん
「プライベートで飲んだりするんですけどその時はムードメーカー。ぜひ優勝してきてほしいですね。メダルかんでほしいですね」
世界と戦う赤﨑選手。実は意外な血筋が。パリオリンピックの男子マラソンで6位に入賞した赤﨑暁選手が従兄弟なんです。難病を乗り越えて世界の舞台に立つ赤﨑選手。目指すのは…。
■赤﨑蛍選手
「表彰台に上がる。そしてメダル獲得に向けて自分の得意なドリブルという部分を存分に発揮して大会の得点王だったり大会最優秀選手を目指して頑張ります」
日本史上初のメダル獲得へ。赤﨑選手、そして日本の活躍に期待です。