「世界最大の柑橘」八代市・バンペイユの4割超が大雨で腐り落下する被害
記録的大雨の被害は「世界最大の柑橘類」といわれる八代市特産のバンペイユにもでています。大きな被害を受けた農家を取材しました。
八代市奈良木町の果樹農家、福田清和さんのバンペイユのハウスです。記録的大雨で大量の雨水と土砂が流れ込み胸の高さまで浸水しました。直径15センチほどに育っていたバンペイユは、害虫などから実を守るため袋がけしていましたが、雨などの影響で約1200個のうち500個以上が腐れ落下しました。
大雨から3週間以上過ぎた今も、山からの土砂に含まれていた細菌の影響で実が腐って落ちる被害が続いているということです。今後の天気次第では再び細菌が繁殖するおそれがあり、本来は11月中旬から収穫が始まりますが、予定はたっていないということです。
■バンペイユ農家・福田清和さん
「実が落ちるのが止まってくれればいいと願うだけです」
八代市によりますと市内のバンペイユ農家40軒のうち9軒から被害報告を受けているということです。