天草の民家倉庫から砲弾2個見つかる 自衛隊が島内で処理へ
天草市御所浦町で民家の倉庫から金属製の砲弾が2個見つかりました。15日、自衛隊が爆発の危険性がないことを確認し、今後、処理をする方針です。
■有江武利カメラマン
「自衛隊の車両がいま見えました。駐在所に入っていく模様です。駐在所に入っていきました」
15日朝、天草市の離島・御所浦島に上陸した陸上自衛隊。警察の御所浦駐在所に保管されていたのは…長さ約24センチ、直径7センチの金属製の砲弾2つです。14日に御所浦町牧島の民家の倉庫で見つかりました。
佐賀県・目達原駐屯地の第104不発弾処理隊が調べた結果、旧日本軍製と判明。起爆を制御する信管はついたままでしたが、すぐ爆発する危険性はないとして、住民に避難を呼びかけることはありませんでした。倉庫のゴミの処分を依頼された業者が見つけたというこの砲弾。警察によりますと住人は「幼少期からあるのは知っていたがなぜあるのかは亡くなった父親にしか分からない」と話しているということです。
島では、ほかにも砲弾のようなものを見たことがあると話す人がいます。
■御所浦町の人
「宮の中にあるのは知っている」
今回の砲弾は、どういう経緯で民家の倉庫に置かれていたのか。砲弾は船で運ぶことができないため、今後、自衛隊が島の安全な場所で処理する方針です。