川辺川の流水型ダム 建設へ前進「補償金約8億1000万」国と地元漁協が契約

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熊本 2025.11.14 20:12

国が球磨川支流の川辺川に建設を予定している流水型ダムをめぐり、流域の漁業権を持つ球磨川漁協が14日、国と漁業補償契約を締結しました。共同漁業権の一部の制限などに対し国が補償金、8億1000万円あまりを支払うというもので、漁協はことし9月の臨時総会で受け入れを決めていました。国は2027年度の着工を目指しています。


一方、県内の環境保護団体や農業・教育など63の団体が13日、連名で木村知事との面談を申し入れました。団体の代表者らは、去年4月に就任した木村知事からダム建設に関する直接の説明を受けていないとして「球磨川や川辺川のそばで暮らしてきた人や県民の声を聞いてほしい」と話しました。