急な浸水で車のドアが開かなくなる!? 閉じ込められた時の対処は
10日夜、東京などでは晴れた昼間から一転、激しい雨が降りました。このような時、急に水かさが増し車が浸水することが懸念されます。5年前の熊本豪雨でも浸水した車から出られなくなる被害もありました。閉じ込められたらどうすればいいのでしょうか。
ロードサービスなどを行うJAFが初めて開いた体験会。専用の機材で再現するのは、大雨や冠水で浸水して水深60センチまで水がきた際、車にかかる水圧です。
■平井友莉アナ
「水深60センチまで水がきたらドアは開くのでしょうか」
ドアの外からゴムで圧力をかけ、疑似体験してみると…。
■平井友莉アナ
「全然開きません。重いですね。ちょっと隙間は空いてもすぐに押し戻されてしまいます。車の中でこの状況になったら狭くてパニックになりますね。怖いです」
梅雨明けはしたものの、今後も台風や大雨の被害は、他人事ではありません。JAFの実験では車内に水が入り込み、ドアが開かず脱出できません。熊本豪雨の際にJAF熊本支部が受けた救援要請は500件を超えたといいます。そこで、逃げ出すためのポイントを教えてもらいました!
【逃げ出すためのポイント】
①シートベルトにロックがかかって抜けなければ、ベルトを切る
②窓が開かなければ、ためらわずに窓を割って脱出
③備え付けの発炎筒にピックがついていない場合は、窓を割るハンマーを準備しておくと安心です。
■JAF熊本支部推進課・松永教裕さん
「しっかり備えをして、もしものためにしっかり命を守る行動ができるようにしていただきたいです」
簡単に割れない窓ガラスもあるため、事前に確認しておくことが重要だということです。