球磨川で「稚アユすくい」堰などで遡上できないアユをトラックで上流に運び放流

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熊本 2024.04.18 19:58

八代の春の風物詩「稚アユすくい」が、今年も始まっています。


4月12日。八代市の球磨川堰には、勢いよく川を上る稚アユの姿が。地元の漁協が行っていたのは、球磨川の稚アユすくいです。堰やダムの影響で遡上できないアユをすくって、上流に放流するために行われるこの時期ならではの光景です。


今年は天候不良で水温が安定せず、アユの遡上は例年に比べ少ないということです。それでも、この日は3センチほどの稚アユ約9800匹がすくわれ、球磨川上流や川辺川にトラックで運ばれました。

■球磨川居京漁場長 竹本 隆次さん
「水温が安定して雨が少なくなれば、もうちょっとくらい上がってくると思います。こればかりは自然のものでわかりませんが、できるだけとれるように努力しています」

稚アユすくいは5月中旬まで行われる予定です。