【熊本県玉名市】記録的大雨の被害状況を木村知事が視察
今回の記録的大雨による被害の状況を確認するため木村知事は、きょう玉名市を視察しました。
玉名市を訪れた木村知事は、藏原隆浩市長とともに、被災した住宅地などを訪問し、被害当時の聞き取りをしたり、復旧の状態を確認したりしました。
■住民
「今回は(いつもと反対側)から水が来て境川が氾濫しているし横からも氾濫するから流れない、溜まる」
11日にかけて大雨特別警報が出された玉名市では、きょうも住宅の片づけや清掃を続ける人たちの姿がありました。
玉名市の呉服店では今月10日の夜、畳が浮くほど床上浸水しました。
■阿波屋 福冨雅仁代表取締役
「着物もぐしゃぐしゃにぬれてしまって色が染みたのでもう使い道がないかな」
店舗と商品数百点が被災し、被害総額は数千万円にのぼる見込みだといいます。
■阿波屋 福冨雅仁代表取締役
「ボランティアセンターは基本は一般の方向けに行きますけど、 やっぱり商店は入らないんですよねそこもうまくできるようになればと思う」
■木村敬知事
「他に浸水しているところにも来るように市と連携してボランティアの確保をしたい」
一方、大雨の被害状況の把握と今後の対応を検討するため、県議会の災害等対策協議会が開かれました。
亡くなった人に黙とうを捧げた後、県の担当者が熊本市を除いて1400件を超える道路や河川など公共土木施設の被害や、農林水産業の被害が151億円余りにのぼっていることなどを報告しました。
これに対し委員からは被害を受けた住宅や事業者、農家などへの支援のほか、「国のサポートについてもしっかり要望してもらいたい」などの意見が出されました。