マッド・アマノさんのパロディー個展 作品を通して平和への思い訴え
グラフィックデザイナーマッド・アマノさんの個展が熊本市のギャラリーキムラで開かれています。
現在86歳のアマノさんは、フォトコラージュによるパロディーを数多く制作し、時代を鋭く風刺する作品で注目されてきました。幼い頃に経験した戦争を題材にしたものも多く、作品を通して平和への思いを訴えています。
ライフルを持つ兵士の横に、同じポーズでギターを持つミュージシャンを描いた「武器から楽器へ」という作品。手にする武器を楽器に変えてほしいという思いが込められています。
■マッド・アマノさん
「(パロディーは)物の見方を斜めや横から見て、現実に今世の中で起きていることが何かおかしいんじゃないのと疑問を呈する。私の作品で感じてくれればいい」
個展は9月28日までで、23日には講演会も開かれます。