熊本市「136年で最も暑い7月」1890年以来 7月の平均気温が過去最高に
熊本市は明治時代からの観測開始以来「最も暑い7月」に。さまざまな場所に暑さの影響が及んでいます。
1日、熊本市動植物園を訪ねてみると…。日陰でぐったりとした様子の動物の姿が。とにかく暑かったことしの7月。熊本市では19日間で35℃以上の猛暑日となり、1か月の平均気温は29.7℃に。1890年の観測開始以来「最も暑い7月」となりました。
そんな中、園内で始まったのはキッズプール。スライダー付きのプール4基が登場し、子どもたちも暑さを忘れて大はしゃぎです。
Q.何が楽しい?
■女の子
「すべり台!つめたい!」
■熊本市内から
「去年も来て子どもが覚えていてやりたいってことで来ました」
一方で、熊本市東区の江津セイラ中央公園では。
■洲﨑湧貴記者
「こちらの滑り台、少し触っただけで非常に熱いです」
夏休みにもかかわらず、人の姿はありません。熊本市内は午前8時過ぎに30℃を超え、午後には体温を超える37.9℃を観測しました。
上天草市大矢野町でカスミソウを栽培するビニールハウスでは。
■有江武利カメラマン
「ハウス内にいるだけで汗がだらだらと噴き出してきます」
この時期のハウス内は50℃以上にもなるということで、朝からシートを取り外していました。
■カスミソウを栽培・成田誠さん
「昼間はさすがに暑さで動けないので、だいたい1時間おきに休憩するなどしています」
暑さの影響は、焼き鳥店でも。
菌が繁殖しやすいこの季節、精肉の扱いには特に気を使っています。
■炭火やきとり 夜咲・松﨑勉 店主
「こまめに材料や肉を出したら早めに処理して、なるべくこまめに冷蔵庫に入れるっていう習慣を心がけてやっています」
普段よりしっかり火を通すよう心がけてはいるものの…。
■松﨑勉 店主
「炭起こしするとサウナの中で仕事してるような感じになる。なかなか今は大変ですね」
8月も危険な暑さに翻弄される日々が続きそうです。