梅雨明けから10日間 雨降らなかったダムの水は?生産量日本一のイグサに影響も…
史上最も早い梅雨明けから10日が過ぎました。農作物などへの影響は出ているのでしょうか?
6月27日の梅雨明けの発表から10日たった県内。10日前に満水だった上天草市松島町の教良木ダムは…。7日、護岸のブロック2段分ほど水位が下がっていました。ダムを管理している教良木土地改良区によりますと、7日の貯水率は95%で、現時点で水不足の心配はしていないということです。
一方、こちらは畳表の原料となるイグサの日本一の産地、八代。40年前からイグサを栽培しているという田渕さんは、これほど雨が降らなかった梅雨は経験がないということです。
■イグサ農家・田渕稔さん
「(梅雨の)最後にひと雨降ってそれに合わせて苗を伸ばして品質がそろうように栽培していく。ことしは異常に7月1日から雨が降らないので厳しい年になるのでは」
例年、7月上旬の雨で成長するというイグサ。今は、早い時期に植えた分の収穫を始めていますが、田渕さんは生産量が2割から3割減るのではないかと話しています。