老朽化した熊本のスポーツ施設で知事「今議会中に県民に方向性を示す」
老朽化した県のスポーツ施設の整備をめぐり動きです。16日から始まった定例熊本県議会で、木村知事は「この議会中に県民に方向性を示す」と明言しました。
熊本県のスポーツ施設の整備をめぐっては9月1日、有識者会議が、県立総合体育館の現地での再整備を最優先することと、藤崎台県営野球場は移転再整備などとする提言書を知事に提出していました。
始まった県議会で木村知事は、「提言書を踏まえた県としての整備の方向性について精査を進めており、今定例会中には、県民の皆様に方向性をお示ししたいと考えております。」と述べました。
また、16日の県議会では、総額49億3200万円の一般会計補正予算案などが提出されました。
このうち、ことし5月から7月の大雨被害で、道路や農林水産施設の復旧に34億7000万円が計上されています。
また熊本地震で被災した益城町の土地区画整理事業では、宅地造成に5億3500万円、熊本豪雨の際、医療体制の維持が課題となった八代市坂本町や球磨村の医療機関の整備に2100万円など過去の災害からの復興への予算が盛り込まれました。
なお、8月の記録的大雨については85億円余りの補正予算がすでに専決処分されています。
9月議会は10月7日までです。