養殖アオサ種付け網の設置 収穫は来年2月下旬の見込み 天草市新和町
天草市新和町で、養殖アオサの種付け網の設置が行われています。
八代海に面した新和町では、波穏やかな海岸を利用して9つの業者がアオサの養殖を行っています。種付けは、天然のアオサが生育する波打ち際の海岸に網を設置し、自然に放出された胞子を付着させます。
松岡邦安さんは、引き潮の時間に合わせて長さ20メートル、幅1.5メートルの網を12枚重ねたものを海岸に立てた杭に張っていました。網の設置は毎年、水温が下がる時期から始まります。今年は若干水温が高いものの、設置が遅れると胞子が網に付着しにくいため、例年と同じ時期に行っているということです。
今後、種の付き具合を見ながら網の数を減らしながら広げ、12月下旬頃に2枚合わせにする本張りが行われます。アオサが順調に育つと、来年2月下頃には収穫できるということです。