【速報】熊本県は10日明け方から夕方にかけ線状降水帯発生のおそれ
午後11時33分、熊本地方気象台は大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報を発表しました。
熊本県では、10日明け方から夕方にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気象概況]九州南部付近にある梅雨前線が次第に北上し、11日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。このため、熊本県では11日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る所があり、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
[雨の実況]降り始め(8日00時)から9日22時までの降水量(アメダスによる速報値)人吉150.0ミリ球磨村一勝地136.5ミリ多良木町祓川132.5ミリ湯前町湯前横谷 131.5ミリあさぎり町上126.0ミリ
[雨の予想]10日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、熊本地方60ミリ阿蘇地方60ミリ天草・芦北地方 40ミリ球磨地方40ミリ10日0時から11日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、熊本地方200ミリ阿蘇地方200ミリ天草・芦北地方 150ミリ球磨地方180ミリその後、11日0時から12日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、熊本地方100ミリ阿蘇地方100ミリ天草・芦北地方 100ミリ球磨地方100ミリ線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
[防災事項]土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。