89歳でピッチを駆け回る!シニアサッカー大会に潜入 元気の秘訣は?
日本テレビ系でカラダについて考える「カラダWEEK」最高年齢89歳!生涯現役を貫くシニア世代のサッカー大会に潜入、いつまでも元気なカラダを保つ秘訣を探りました。
華麗なパスに、力強いシュート!
11月1日、山都町のグラウンドで開かれていたのは、参加資格60歳以上、シニア世代のサッカー大会です。西日本OBサッカー連盟が年に4回開催するもので、この日は九州地域の大会として宮崎や鹿児島など各県のチームが集まりました。大会の特徴は…。
■選手
「我々は楽しむサッカーですから出入り自由」
スローガンは「親睦第一」「勝敗第二」。試合時間は20分ハーフの40分間。タックルなど危険プレーは禁止!そして…
交代は何度でも自由!疲れたら休んで再出場。
■試合後の選手
「試合ではね、子どもに戻って手を使っちゃう足以上に手を使ってしまった。アウト!一発レッド!」
目的は“楽しむ”こと。そのためにユニフォームにもこんなルールが。60歳代は赤色。70歳代は銀色、80歳代は金色と年代でパンツの色分けがされています。
Q恐れ入りますが年齢は?
■選手
「これこれこのパンツ 85歳」
紫色のパンツはなんと85歳以上。
■選手
「紫パンツが2人おられますからみなさんリスペクトしながらこの両名を」
ひとたび試合にでれば、なんのその。20分間走り続けます。
的確なパス回しを繰り広げていたのは、中村忠士さん(89)。今大会の最高齢です。
■中村忠士さん(89)
「サッカーは高校3年間、その後は退職後ずっとキーパーをやっていたけど途中からキーパーは運動にならないので新しいキーパーが入った。それで前の方に」
定年退職後、高校時代の先輩から誘われ再びサッカーを始めたという忠士さん。60歳以上で作る「熊本オールドキッカーズ」のメンバーとして、89歳のいまも大会に参加し続けています。
Qなぜそんなに元気なんですか?
「親からの血統と女房の食事とそれがメインですね」
忠士さんの1歳年下、中村美城雄さん(88)。
Qサッカーは何が楽しい?
■中村美城雄さん(88)
「やっぱり走り回ることだね。走れるのが一番楽しい。毎日布団の中で目覚めてから40分くらいカラダの手入れ(ストレッチ)をする。走れるのはそれのおかげ」
食事や、ストレッチ。元気なカラダを保つための努力は欠かしません。先輩の試合を見ていた今大会では最年少クラス、60歳代のみなさんは…。
■60代
「70代になったらまた一番下から頑張らないといけないからきついです。でも楽しいです。たまにはきついことをしないと楽しくない」
■60代
「感情的に表すというが少なくなっているので見方や敵関係なくわめき散らしてそれがストレス解消にもなるし精神安定にもなる」
「みんな好きでやっているから苦にならない」
大好きなサッカーを仲間とともに。
■渡邊耕治さん(85)
「点を取れたら一番楽しいですけどサポートするのも楽しみです」
■中村美城雄さん(88)
「そうパスを出しちゃって点につながったりしたらそういうのが一番楽しいね。それとね、みんなとのふれあいが!一番は夜の部が楽しみ」
オーバー85。紫パンツの先輩方の今後の目標は…?
■渡邊耕治さん(85)
「90になってもやろうとういうことでございます。90には寿の刺繍入りのパンツがあります。この人は来年もらいます」
お互いをたたえ合い、信頼し合った仲間と一緒に“夢中”になって楽しむ。
「生涯現役!!」
サッカーが大好きなみなさんのケンコーの秘訣でした。