硫黄島で亡くなったひいひいおじいさんへの思い 県出身戦没者追悼式
終戦から80年の節目を迎えた15日、県出身の戦没者を追悼する式典が行われました。
式典には、県出身の戦没者の遺族など600人が参列し、黙祷しました。
■遺族代表・橫田輝雄さん(85)
「ロシアによるウクライナへの侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争の 現地の惨状を目の当たりにするにつけ、かつての戦争を思い出さずにはいられません」
最後に曾曾祖父が硫黄島で亡くなった小学6年の本田夢翔さんが平和への願いを述べました。
■玉名市立玉陵小学校6年・本田夢翔さん
「ひいひいおじいさんの遺骨はありませんでしたが箱がひとつ届けられたそうです。大切な人を失ったひいひいおばあさんの気持ちを考えるととても悲しくなりました」
■本田夢翔さん
「戦争の話とか他人事みたいな感じで思ってたけど、(曾祖父の話を)聞いてから、そういう戦争に対する関心が深まったりして、ことし修学旅行で長崎に行って原子爆弾の話を聞くから、ちゃんと話を聞いて、まわりの友達にも話していきたいなと思いました」
県によりますと、日本の敗戦までの15年間に県出身の戦没者は5万9468人にのぼるということです。