大雨被災地の子どもたちに「居場所提供」NPO法人が支援取り組み

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熊本 2025.08.27 19:10

8月の記録的大雨で大きな被害が出た八代市。自宅が被災した子どもたちもいます。そんな子どもたちに居場所を提供する取り組みが行われています。


八代市千丁町の公民館にやってきた子どもたちが通う千丁小学校は記録的大雨で床上浸水し、始業式が延期となりました。夏休みが1週間長くなったことで保護者の仕事の調整が難しい家庭や自宅の片付けに追われている家庭もあり、居場所がない子どもたちもいます。

こうした中、東京のNPО法人「カタリバ」が今週、千丁小学校の児童とそのきょうだいを対象に子どもたちを預かる支援をしています。

■保護者
「預けられる場所があるのは安心しますしありがたいです」
「やっと学校で(友達に)会えると思っていたけど(延期になり)友達に会えなかったのでこの場をつくってもらえて(子どもたちも)ホッとしているのかなと思います」

■児童
「楽しいです。うれしいです」


■認定特定非営利活動法人カタリバ・稲葉将大さん
「災害時に子どもたちは被災体験や慣れない生活への不安やストレスがたくさんあって安心安全に過ごせる居場所や環境が失われてしまうので、このような子どもの居場所は災害時にすごく大切だと考えています」

カタリバの居場所支援は8月29日まで行われます。