【去年同時期の約4倍】猛威を奮うインフルエンザ…ことしの傾向・対策は?

この記事をシェア

  • LINE
熊本 2025.11.12 20:00

朝夕が急に冷え込む中、県内でインフルエンザが流行しています。気になる対策と2025年の傾向とは?

現在、県内でインフルエンザの感染が広がっています。

県内72の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数をみると、9月末~10月頭は58件でしたが、先月末から急増し、先週の発表では314件になり、去年の同じ時期に比べて約4倍となっています。

また、県内の幼稚園や小学校など5校がインフルエンザによる学級閉鎖をしています。猛威を振るうインフルエンザ…2025年の傾向は?


■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック 中野幸治理事長
「昨年も早かったが、昨年以上に早い12月には(感染の)ピークがきてしまうのではないか」

例年、感染のピークは1月~2月ですが、2025年は1か月近く早い広がりを見せていて、このクリニックでも1日10人ほど感染が確認されています。

感染対策として、中野医師は、「マスクとうがいと手洗い、場所に応じてマスクをつけてほしい」と話しています。また、ワクチンを希望する人に対し、効果が出るまで時間がかかるため、早めの接種を呼びかけています。

最近では、針を刺さないスプレー型のワクチンもあるということです。