「発表した論文に不正行為」熊本大が准教授を減給処分 引用すべき論文を取り上げず

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熊本 2024.04.19 19:12

熊本大学は、2年前に発表した論文に不正行為があったとして、40代の准教授を減給の懲戒処分としました。


減給の懲戒処分を受けたのは、熊本大学大学院人文社会科学研究部の40代の男性准教授です。熊本大学によりますと、准教授は、指導していた学生が関連性の高い論文を発表していたことを確認していながら、2022年に発表した論文で引用すべき学生の論文を一切取り上げなかったということです。

熊本大学は、これが不正行為にあたるとして、18日付で准教授を減給2分の1(1日)の懲戒処分としました。熊本大学の小川久雄学長は、「職員に対して研究倫理意識の向上を図り、再発防止及び信頼回復に努める所存です」とコメントしています。