【参院選】公示後最初の週末 猛暑の中候補者が各地で訴え

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熊本 2025.07.07 19:25

7月20日投開票の参院選公示後最初の週末も含む選挙戦序盤、候補者たちは照りつける日差しの中県内各地を回りました。


参院選熊本選挙区に立候補したのは、届け出順に、
■NHK党・新人で会社員の立花勝樹候補(57)
■自民党・現職で参議院 議院運営委員会筆頭理事の馬場成志候補(60)
■参政党・新人で税理士事務所職員の山口誠太郎候補(36)
■立憲民主党・新人で元県議会議員の鎌田聡候補(60)の4人です。



■NHK党・新 立花勝樹候補
「私のキャッチフレーズの『熊本7.20バッテン×運動』今の政治にノーなんじゃないかと。ノーの方の意見も聞きながらこれから19日まで選挙活動を頑張っていきたい」


NHK党・新人の立花勝樹候補は現政権への批判と熊本弁を掛け合わせた「バッテン」をキャッチフレーズにしたポーズで認知度の向上を図ります。土曜日に熊本入りし、週末は阿蘇市や菊池市など、12市町村をバイクで回りました。立花候補は弱者のための政治など訴えていて、選挙戦では県内の全市町村をめぐりながら、課題を掘り起こす「対話型選挙」を展開するとしています。

■NHK党・新 立花勝樹候補
「NHK党もこの選挙を戦っているという存在感を見せて、今の政治にノーということを共感できる方とは対話をしていきたい」





■自民党・現 馬場成志候補
「この熊本が一過性の景気ではなく強い経済を作っていけるように、強い熊本を作っていけるように国、県、市、そしてみなさまと連携して働いてまいりたい」

自民党・現職の馬場成志候補は、熊本の強い経済基盤づくりや、コメなどの生産者への適正な利益配分などを訴えています。週末は党所属の国会議員らと熊本市中心部を回り、県内の党組織をもとにした「チーム熊本」の結束を呼びかけました。また公示日の3日には岸田前総理が駆け付け、野党が掲げる消費税減税による物価高対策を批判しました。


■自民党・岸田文雄前首相
「ある政党あるいは候補者は減税で手取りを増やそうと訴えています。手取りを増やすためには、みなさんの賃金や経済そのものを大きくしていくのが本筋だと私は訴えさせていただいています」





■参政党・山口誠太郎候補
「この30年経済はほとんど成長していないんです。そして賃金もほぼ横ばいそんな政権与党でこれから経済が大きくなると思いますか。無責任な発言をする政治家を変えたいんです」

参政党・新人の山口誠太郎候補は日本人ファーストを掲げ、消費税や社会保険料など国民負担の軽減を訴えるほか税理士事務所勤務の経験からインボイス制度の廃止を主張しています。選挙戦では公示日から4日連続で大票田の熊本市内を回って知名度の向上を図る中、6日は党の国会議員が応援に駆け付けました。


■参政党・吉川里奈衆議院議員
「文化や伝統や歴史のあるこの我が国をできるだけ良い形で子どもや孫たちに引き継いであげないといけないと、政治の力でそれを守っていこうと言っているのが参政党なんですよ」





■立憲民主党・鎌田聡候補
「やっぱり変えなければならないですから私は変えようと思い立ち上がりました。野党のみなさんと一緒になって県民のみなさんと一緒になってみんなで変えよう」

立憲民主党・新人の鎌田聡候補は物価高対策としてガソリンの暫定税率廃止や食料品の消費税減税などを訴えています。選挙戦では沿道の人たちと交流しながら政策を訴える「ラン遊説」を展開。元熊本市長の幸山政史さんも支援しています。また公示翌日の4日は野田代表が熊本入りしました。


■立憲民主党・野田佳彦代表
「ガソリン税の暫定税率の廃止、みなさん必要だと思いませんか。熊本は望んでいるんじゃないんですか。ならば確信を持って鎌田聡さんにご支援をいただきますようにお願いを申し上げたい」