川辺川ダムの地元漁協「国が補償金8億1195万円支払う」補償契約締結へ
国が球磨川支流の川辺川に建設を予定している流水型ダムをめぐり、流域の漁業権を持つ球磨川漁協は、11日の臨時総会で国と漁業補償契約を締結する方針を決めました。契約案は共同漁業権の一部の制限などに対し国が補償金、約8億1195万円を支払うというものです。
■球磨川漁協・堀川泰注組合長
「今回組合員さんが賛同していただいたのは(熊本豪雨の経験で)尊い人命を守りたいということの結果であろうと思っています。組合さんの意向を大事にして国交省との締結に持っていきたい」
球磨川漁協によりますと、今後は国との細かな条件の協議を行い、早ければ年度内に契約を締結する見通しだということです。