業務上横領の罪に問われた元病院長の「無罪判決」確定へ 地検が控訴しない意向

自分名義の車を購入するために研究や業務のための経費700万円あまりを病院の口座から横領したとして、業務上横領の罪に問われていた旧・公立玉名中央病院の中野哲雄元病院長（73）の無罪が確定します。


9月3日、熊本地裁の中田幹人裁判長は「口座の金の使い道を定める取り決めがなかったことは明らか」と指摘したうえで「犯罪の証明がない」と述べ、無罪判決を出していました。


熊本地検は控訴期限の17日、KKTの取材に対し控訴しないことを明らかにし、無罪が確定することになります。熊本地検は「判決内容を精査した」とコメントしています。