PKに泣いた決勝 インターハイ大津高校が神村学園(鹿児島)に敗れ準優勝

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熊本 2025.08.04 18:45

白熱のインターハイ男子サッカーです。2日に福島で行われた決勝戦。初優勝を狙う大津と神村学園の九州対決は、両者のプライドがぶつかる接戦となりました。

■溝江翔平アナ
「大津高校いよいよ決勝戦です。相手は鹿児島代表神村学園と九州対決となりました。大津高校は初制覇がかかっています。絶対に負けられない戦いです」



インターハイ男子サッカーの決勝。大津にとっては初優勝、県勢としては1985年の九州学院以来40年ぶりのインターハイ王者がかかった試合です。

地元、大津町ではサッカー部員や地域の人など400人以上が見守ります。青の大津は試合開始直後から相手ゴールに迫りますが、得点には結びつきません。両者一歩も譲らず0-0で後半へ。

試合が動いたのは後半14分。ゴール前の混戦からこぼれ球を山本が押し込み大津が先制します!さらに大津はキャプテンの⑩福島京次らが決定機を作りますが、これは相手キーパーに阻まれます。

試合は大津リードのまま後半のアディショナルタイムへ。優勝までは、あと数分。しかし終盤にまさかの同点に追いつかれてしまいます。

同点のまま迎えた延長前半10分。リードしたい大津でしたが、逆転を許してしまいます。あきらめない大津は延長後半2分。左サイドからのクロスに岩崎が合わせ執念の同点ゴール。

■大津・岩﨑天利選手
「総監督からもチャンスは絶対来ると言われてたので、その1回のチャンスで決められたのがよかった。気持ちで押し込んだ感じです」

両者の意地がぶつかる試合はPK戦へ。なかなか決着がつかず、8人目。先攻の大津が外してしまいます。
そして神村学園がPKを決め、試合終了。

【試合結果】
大津 2-2 神村学園
(PK 6-7)

PK戦に泣いた大津。日本一とはなりませんでした。



■パブリックビューイングに訪れた人
「選手たちは死力を尽くして頑張ってくれたので感謝しかないです」



■大津・福島京次主将
「全国大会の借りというのは全国大会でしか返せないと思うので、しっかりと選手権に出て、その借りを返したいと思います」

大津高校は、山下虎太郎選手が大会最多の9得点をあげるなど、得点力という課題を克服できた大会でもありました。山城監督は、選手権までの半年で決めきる力が大事になってくると話していました。