【落雷事故】サッカー部生徒が今も意識不明 県教委が体育教師を対象に「身を守る」研修

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熊本 2024.04.25 18:55

宮崎市のサッカーグラウンドへの落雷で、山鹿市の熊本県立鹿本高校サッカー部の生徒1人が意識不明となった事故を受けて、熊本県教育委員会は25日、体育教師を対象に落雷から身を守るための研修を行いました。

この事故は4月3日、宮崎市のサッカーグラウンドへの落雷で、遠征中だった鹿本高校サッカー部の生徒18人が搬送されたもので、このうち1人は今も意識不明の重体です。事故を受け県教委は、県立高校などの体育教師約100人を対象に、落雷から身を守るための研修を行いました。

研修では、県教委の担当者が、屋外で活動を行う時には天気予報や警報、注意報の発表状況を事前に確認することや、頑丈な建物に避難するなど児童・生徒が適切な行動を取れるよう指導することなどを呼びかけました。また、どこで雷の発生が高まるか地図上で確認できる気象庁の「雷ナウキャスト」の使い方を確認しました。

県教委は、屋外での活動について、天候の急変などの場合はためらうことなく、計画の変更や中止などの適切な措置を取るとしています。