陸自の輸送ヘリ飛行中に部品の一部落下の可能性 20年以上各被災地で運用

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熊本 2025.05.23 19:21

陸上自衛隊は22日夜、県内上空を飛行した輸送ヘリから機体の部品の一部が落下した可能性があると発表しました。部品の一部が落下したとみられるのは、全国の陸上自衛隊などを指揮する陸上総隊第109飛行隊に所属し、益城町の高遊原分屯地に配置されている輸送ヘリ「CH-47JA」です。



陸上総隊によりますと、落下した可能性があるのは機体の車輪周りにある直径約6ミリ、幅約1ミリ、重さ1グラム未満のピンの一部です。


ヘリは22日、夜間飛行訓練で高遊原分屯地から八代市沖合の大築島上空まで往復し、分屯地に戻った後の点検でピンの一部が欠けているのが見つかりました。訓練前の点検では異常はなかったということです。

このヘリは東日本大震災や熊本地震などの災害時に支援物資を運ぶなど20年以上運用され、陸上総隊は「落下した部品のような物を見つけた場合、自衛隊に連絡をお願いします」と呼びかけています。