収賄容疑で町職員逮捕に町長謝罪も「信用している」小国町
熊本県阿蘇郡小国町の職員が収賄の疑いで逮捕された事件で5日夜、町が会見を開き、町長が謝罪しました。
■小国町・渡邉誠次町長
「心より深くお詫びを申し上げたいと思います。大変申し訳ありませんでした」
この事件は、小国町の職員が建設会社の社長に飲食や宿泊で計約52万円相当の接待を受けた疑いがもたれているもので、町の前の建設課長小野昌伸容疑者(60)が収賄の容疑で、小国町の建設会社社長、伊藤英志容疑者(60)が贈賄の容疑で、5日逮捕されました。
警察は小野容疑者が、町発注の土木工事などに関する指名競争入札への参加業者に、伊藤容疑者の会社を含む小国町建設業協会所属の9社を選定したことなどへの見返りだったとみています。
■小国町・渡邉誠次町長
「元建設課長からは、おごったりおごられたりの関係だったと言われたので、中学校の時からの友達で(先輩後輩の)付き合いが長い中、お互いにそういう付き合いがあると聞いていた。違法性はないのではないかと思っている」
そのうえで小野容疑者について「信用している」とも複数回述べました。一方で今後の捜査の状況をみながら、事実が確定すれば厳正に対処したいと話しています。