今年3月の千葉戦で歴史的な瞬間が生まれました。

主役となったのは16歳のルーキーで、チーム最年少の神代慶人(くましろけいと)選手。
16歳157日でのゴール。J2リーグ最年少得点記録を更新しました。

そんな神代選手、実は、東海大学熊本星翔高校に通う高校2年生。
ロアッソの練習に参加しながら、高校に通っています。

クラスメートは「暇さえあれば、ちょっかい出してきます。ツンツンってしてきたり、授業中もタカムラ～、名前読んできて変顔してきます。」

普段は高校生らしいあどけない一面もある神代選手。練習後はもっぱらYouTubeを見ているとか・・・


Q「どんな動画を見ていますか」

神代「最近は、コムドットの動画を見ているんですけど、サッカーの動画もたまに見ます。あとレイクレ(大阪を拠点に活動する5人組のYouTuber)という動画も見ます。」


2歳上の兄の影響で、4歳からサッカーを始めた神代選手。
幼い頃から利き足だけでなく、両足でボールを蹴る練習を繰り返していました。

J2リーグ最年少ゴールから4日後の山口戦、2回PKを任され、いずれも右足でゴールを決め、勝利に導きます。さらにその4日後には左足でシュート！状況に応じて左右を使い分けることができる非凡さが決定力の高さにもつながっています。


そんな神代選手の素顔を一つ年上で高校生Jリーガーの道脇豊選手に聞きました。

道脇「お互い知ってはいたんですけど、話したりするようになったのは、自分が中3で慶人が中2の時で、1個上には"くん"付けすると思うんですけど、あいつは、最初から"豊"って呼んでいて自分は全然良かったんですけど、本当に年下かなって。」


Ｑ「今、神代選手の一番のライバルはどなたですか？」

神代「道脇選手です。」

Ｑ「尊敬している部分は？」

神代「自主練だったり、ずっと練習しているので、そういうところを尊敬しています。」


現在、リーグ戦11試合で4ゴールの神代選手ですが、スタメンは1試合のみ。これからもスタメンでの出場を勝ち取るためにはさらなるレベルアップが期待されています。

神代「まだ自分には走る力がないと思うので、そこを伸ばしたら（スタメンで）出られるチャンスはあるかなと思います。そこを意識しています。海外で活躍する選手になりたいです。」