4月、熊本市のマンションの敷地で男性の頭に石のようなものが当たり大けがをしたニュースの続報です。頭に当たったのは子どもが投げた「泥団子」だったことがわかりました。
4月15日の午後6時頃、熊本市中央区にあるマンションの敷地内で50代の男性がバイクの洗車をしていたところ、頭にこぶし大のものが直撃しました。後頭部にけがをして救急搬送された男性。警察が殺人未遂や傷害の疑いも視野に捜査していました。
そして16日。KKTの取材で、男性の頭に当たったのはマンションの上層階から子どもが投げた「泥団子」だったことがわかりました。男性によりますと、泥団子は作られてから時間が経って固い状態で、子どもが2つ投げたうちの1つが男性に当たったとみられています。
警察の聞き取りに対し、子どもが「洗車場の先の川に投げようと思った。人がいることは分かっていた」と説明したということです。男性は全治2か月と診断され、現在も記憶障害のほか首や肩の痛みが続いていると話します。
■被害にあった男性
「私も体に傷を負ったし子どもであるというのを知ったので、心の整理がついていなくて何か謝って終わりにするんじゃなくて、考えてほしいなと思います」
警察は「投げた人物を特定し捜査を終えた」と説明しています。