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【参院選】現職・新人3人が立候補表明 各陣営の動きは

熊本 2025.05.27 19:36

夏に行われる参議院議員選挙。定数1を争う熊本選挙区ではこれまでに現職、新人あわせて3人が立候補を表明しています。各陣営でも動きが活発化しています。

これまでに参院選熊本選挙区に立候補を表明しているのは、自民党で現職の馬場成志氏と立憲民主党で新人の鎌田聡氏、参政党で新人の山口誠太郎氏の3人です。


3期目を目指す馬場成志氏。24日、熊本市中央区で事務所開きを行いました。馬場氏は県選出の国会議員や県議、各種団体の代表者など約250人を前に、半導体関連企業の進出が相次ぐ熊本は大きなチャンスと課題を持っているとして「ひとつひとつを前に進めていかなければいけない」と訴えました。

■自民・現 馬場成志氏(60)
「候補者の中で誰が一番、この熊本のために働きができるかということを訴えて戦ってまいりたい。個別の政策は当然のことながらこの国を迷わせてはいけないこのことにしっかりと腹を据えて働いてまいりたい」


立憲民主党県連の代表で県議会議員を7期務める鎌田聡氏。国政選挙への挑戦は初めてです。18日に開かれた県連の定期大会では辻元清美代表代行が「熊本を重点区ととらえ、応援体制を厚くしていきたい」と述べました。鎌田氏は、食料品の消費税率を原則1年間に限って0%に引き下げるなど目の前の生活に困っている人の状況を変えたいと話しました。

■立憲・新 鎌田聡氏(60)
「県内の課題は様々ありますがこういった声が今国政に届いていない。厳しい戦いですが、激しい戦いに変えて何とか勝ち抜いてまいります。よろしくお願いします」


参政党の新人、山口誠太郎氏。税理士事務所に職員として勤務しているほか、就労継続支援事業所の役員を務めています。18日には、八代市で党幹部の国会議員などとともに街頭演説を行いました。山口氏は、いまの税負担の大きさに多くの人から不満があがっているとして、消費税率の軽減やインボイス制度の廃止などを訴えました。

■参政・新 山口誠太郎氏(36)
「なかなか賃金はあがらない。なのに物価はどんどん上がっていく私たちはどんどん貧しくなっているその中でいつまでも政治に無関心ではいけないと皆さんに気付いていただきたい」


【スタジオ】
参院選をめぐる県内の政党や支援団体の動きです。
自民党の公認候補となる馬場氏は公明党が「推薦」を決めて共闘態勢をとっています。

立憲民主党の公認候補となる鎌田氏は、県内最大の労働組合組織・連合熊本が「推薦」を決め、国民民主党県連と社会民主党県連は鎌田氏を「支援」する合意書を交わしました。また共産党県委員会は「自主的に支援」する方針です。事実上の野党統一候補となります。

参政党県連は、独自の活動で支持層の拡大をはかっています。

日本維新の会・県総支部は独自の候補者は擁立しない見通しです。他の候補者の応援については今後、方針を決定します。

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